【新築の諸経費はいくら?】本体価格以外の費用相場は?

住宅諸経費




今回は、建売・注文住宅における諸経費や、本体価格以外に関わる全ての費用の相場や目安を解説していきます。

新築には諸経費に限らず、工事費などたくさんの費用があります。
どれが諸経費で、どれが工事費の分類なのかも分かりにくいですよね。

今回はそんな諸経費やその他の費用に関して全て分解して分かり易く解説していきます。

本記事の内容はこちらです。

本記事の内容
  • 建売や注文住宅の諸経費や、その他の費用の相場や目安が分かる
  • 土地に関わる諸経費の相場や目安が分かる
  • 各諸経費や費用の分類や項目の一覧が分かる

では早速解説していきます。

 

1.本体価格以外の諸費用やその他の費用分類

本章では注文住宅や建売住宅に関わる費用で、特に建物本体以外を分類してみます。

建物本体以外の費用分類
  1. 付帯工事関係の費用
  2. 外構工事など別業者にも依頼できる工事の費用
  3. 住宅ローン関係の費用、火災保険、登記費用などの諸経費
  4. 照明器具、エアコン、カーテンなど、お客様自身で用意できる諸経費
  5. 仲介手数料など、土地購入時の費用
  6. 固定資産税などの税金
  7. 家具、家電などの費用

区分けすると以上の形です。

一般的に、「1」「2」は工事費となり、ほとんどの場合が契約した建築会社に支払う費用となります。
ですので、工事費は施工会社が作成した見積書に正確な金額が記載されます。

「3」「4」は諸経費になります。
諸経費は建築会社以外に依頼することもありますが、一部、照明・エアコン・カーテンなどは建築会社に依頼することもあるでしょう。

諸経費は建築会社との契約段階では確定できない費用となりますので、概算の費用として想定しておく必要があります。

「5」は仲介手数料など土地を購入する方だけに発生する費用です。
土地契約前には正確な費用が算出できます。

「6」の税金は、不動産取得税を指していて、土地・建物両方に関わってきます。
土地は購入時に支払い、建物は引渡し後に支払うことになります。
基本的にこの費用は見積書には記載されない場合がほとんどですので、念頭に置いておきましょう。

「7」の家具、家電の費用は概算でも金額を出せないので、税金同様に見積書には記載されません。

 

 1-1.建築会社や住宅営業マンによって表現が異なる

例えば住宅展示場を回っている際に、色んな住宅営業マンに「諸経費はどれくらい掛かりますか?」と質問したとします。
そうすると、各営業マンによって返ってくる答えの金額が前後する可能性があります。

それは、建築会社や営業マンによって、「諸経費」の意味合いが変わってくるからです。

場合によっては「一部の工事費」を諸経費として捉える場合もありますし、営業マンの答えに「土地購入時の諸経費」が含まれている場合もいない場合もあるでしょう。

色んな建築会社のサイトや、住宅展示場の掲示物を見ると、
「本体価格〇〇万円~」
と記載されています。

しかし、実際に皆さんが家を建てようと考え、判断する場合、全ての金額が分かっていないと契約ができるわけではありません。
当然、建物の本体以外の費用を知りたい方が多いと思います。

ですが、建物以外の費用を正確に出すには、
具体的にお客様から要望を聞き、土地の敷地調査や役所調査を行って、プランを作る、
ここまでやって初めてある程度正確な金額が出ます。

色んなところで耳にした諸経費に惑わされなように注意しましょう。

なお、建物本体の「坪単価」も建築会社や営業マンによって表現が異なる場合があります。
⇒ 坪単価に関しては下記ページをご参照下さい。


 

2.家を建てる上で必要な諸経費や工事費などの目安

前章にて、諸経費などの目安が曖昧であることを解説しました。

ですが、さすがに工事費や諸経費の平均値くらいは知っておいた方が指標になるかと思いますので、本章では目安となる平均値を解説していきます。

ただ、繰り返しますが、建物本体以外の費用は、あなたが選ぶ土地、選ぶローン、どこまで外構にこだわるか、建物の大きさ、などなど、挙げたらキリがありませんが、全てあなたの状況によって大きく金額が変動します(特に注文住宅の場合です)。
あくまでも目安となる平均値として捉えて頂ければと思います。

 2-1.建売の場合の諸経費の相場

では最初に、建売の場合も諸経費の平均値、相場を解説します。

建売の場合、工事費は全て本体価格に含まれます。
ほとんどの場合、外構、照明、工事も完了しているので、これも本体価格に含まれます。

必要な経費としては注文住宅に比べるとかなり低い金額となります。

  • 仲介手数料
  • 住宅ローン関係の手数料、火災保険
  • 登記費用
  • 引っ越し費用

上記が主だった費用です。

仮に3000万円の建売住宅であれば、150~200万円ほどが諸経費の目安となります。
※4000万円なら180~230万円

特に仲介手数料が高く、「物件の3%+6万円+消費税」という計算で算出しますので諸経費は物件金額に比例します。
ただ、仲介業者によっては値引きなどもあるでしょう。

 2-2.土地購入の諸経費の目安

注文住宅の場合で土地購入時の諸経費は、建売と同じ「仲介手数料」「住宅ローン関係の手数料」「登記費用」のみとなります(火災保険だけは建物の方に分類)。

2000万円の土地なら100万円~120万円が諸経費の目安になります。
※2500万円の土地なら130~150万円

建売と同様に、仲介手数料が一番高い諸経費になります(計算は土地の場合も建売と同じ)。

 2-3.注文住宅の場合の諸経費や工事費などの相場

最後、注文住宅の諸経費や工事費をお伝えしていきます。

建替と土地を新規で購入する場合とで工事費や諸経費の内容は異ってきます。
土地購入は前述した土地諸経費が発生しますが、建替は解体工事や仮住まいなどの費用が発生することが多く、建替の方が工事費や諸経費の差は大きくありません。

■延床面積35坪の平均的な家の工事費の目安:  300万~400万円
(解体、外構、地盤改良工事は含まない)

※ただし、水道引き込みが無い、高低差が大きいなど、特殊なケースはさらに金額が上がります。

続いて諸経費です。
注文住宅の諸経費は、建売よりも項目が増えます。

  • 住宅ローン関係の手数料、火災保険
  • 登記費用
  • 外構、地盤改良工事費用
  • 照明器具、エアコン、カーテン
  • 引っ越し費用(建替の場合は仮住まい費用)

その他、細かい諸経費もありますが、本章では割愛します。

■延床面積35坪の平均的な家の諸経費の目安:  200万~300万円
(建替は300~400万円)

 

 2-4.本体価格以外の工事費、諸経費まとめ

ここまで各工事費、諸経費を個別に記載してきましたが、ここで工事費や諸経費を合計した目安を記載していきます。

■建売住宅の場合の本体価格以外の費用平均(目安)
3000万円の建売住宅であれば、150~200万円

■注文住宅(土地から購入)の場合の本体価格以外の費用平均(目安)
土地2000万円、35坪の注文住宅であれば、600~800万円

■注文住宅(建替)の場合の本体価格以外の費用平均(目安)
土地2000万円、35坪の注文住宅であれば、700~900万円

上記が工事費、諸経費など、本体価格以外の全ての費用を合計した金額の目安となります。

特に注文住宅は非常に大きい金額になることをイメージできると思います。
さらに、本体価格以外の部分でオプションを付けていけば、上記費用がさらに上がることになります。

⇒ オプションについては下記ページをご参照下さい。

全体に掛かる費用をしっかり把握しながら、予算計画を立てていきましょう。

 

3.工事費、諸経費の一覧

ちなみに、本体以外の工事費+諸経費ってどんなものがあるかと言うと・・・・

■付帯工事
・建築確認申請
・設計料
・仮設工事、産廃処理
・給排水工事
・事務手数料

■その他の付帯工事
・解体工事
・許認可申請
・上下水道、メーター取り出し工事

■登記費用
・表示、保存、滅失登記
・抵当権設定
・所有権移転

■住宅ローン費用
・融資手数料
・団体信用生命保険
・つなぎ融資
・火災保険
・保証料

■その他の諸経費
・地盤改良工事(調査費用)
・印紙代
・空調工事
・外構工事
・カーテン
・照明器具
・地鎮祭
・引越し、仮住まい

などなど、大量にあります。

また、どれも実際に家の購入契約をしないと分からない費用が多いので、見積は概算項目が多くなります。

まずはざっくり諸経費がいっぱいあることを把握して頂ければと思います。

 

 3-1.新築に掛かる税金

諸経費とは関係ない部分ですが、新築には不動産取得税と、その後払い続けるべき固定資産税や都市計画税があります。

特に毎年発生する固定資産税、都市計画税に関しては、住宅ローンを組む上で把握しておくべき金額です。

⇒ 下記ページに固定資産税についてまとめていますのでぜひご参照下さい。

 

 3-2.諸経費や工事費って住宅ローンで借りられる?

諸経費や工事費も住宅ローンで借りられるかご存じない方もいるかもしれません。

2018年現在は、工事費や諸経費も一緒に貸し出してくれる銀行が増えてきています。
それこそ引っ越し費用やカーテン、照明器具、地鎮祭などの細かい費用も一緒に計算してくれます。

※家具、家電は貸してくれる銀行はほぼありません。

⇒ 詳しくは住宅ローンの頭金の記事に記載していますのでぜひご参照下さい。

 

4.まとめ

本体価格以外の工事費や諸経費の目安はお分かりいただけましたか?

繰り返しにはなりますが、建物の大きさ・間取り、土地の大きさ・状況、家族の趣味嗜好など、多くの要因で工事費や諸経費の金額は変動します。
見積書を出して初めて見えてくる数字が多いですので、予算計画はゆとりを見ながら進めていきましょう。

最後までご愛読頂きまして有難うございました。



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