間取りイメージ

「新築の間取りに参考になるような失敗例を教えてほしい」

「新築の間取りで失敗しやすいポイントや対策方法を知りたい」

家疑問くんそんな要望にお応えします。

 

 

本記事の内容はこちらです。

本記事の内容
  • 注文住宅の間取りで失敗しやすい基本的なポイント
  • 新築の間取りの「よくある失敗例」を具体的に30種類を紹介

限られた時間の中で打ち合わせをし、家族全員の未来の暮らしを想像しながら図面に落とし込んでいく。

その難易度はとても高いからこそ、失敗して後悔する人も増えてしまいます。

本記事では、「どのポイントに注意すれば間取りの失敗確率を下げられるのか」を、具体的な失敗例をピックアップしながら解説していきます。

 補足
失敗例は、書籍だけでなく、私が営業マン時代に関わってきたお客様の生の声や、一緒に働いてきた営業マン・設計士から集めた情報などを参考にしています。

では解説していきます。

 

目次

1.注文住宅の間取りで失敗しやすい基本的なポイント

1章では、間取りの作っていく上で、失敗しないための「基礎的なポイント」を5つ解説します。

新築の計画は、仕事・家事・育児と並行して進める人がほとんどですよね。間取りについてたっぷり勉強できる人は少ないはず。

それに、人によって暮らしのスタイルや環境がまったく違うから、どの情報が自分たち家族に合っているかの判断も難しいと思います。

ですが、間取りを考えたり、建築会社と打ち合わせする上で、コツがあります。

そのコツを押さえて間取りを作っていけば、失敗する確率はぐっと下がるはずです。

では、1つずつ解説していきます。

 

1-1.後から対応が難しく、変更に大きなコストが掛かるポイントを押さえる

間取りの中には、失敗して「取り返しがつくもの」「取り返しがつかないもの」があります。

例えば、いろいろなアンケート結果を見ると、「収納」が後悔した間取りランキングで上位3位以内に必ず入ってきます(1位が多い)。

ですが、収納で失敗したと感じても、新築後に改善できる場合がほとんどです。

たくさんの収納家具が販売されているので、それでカバーすることができますし、最悪リフォームしたとしても、大きなコストは掛からないはず。

しかし、「取り返しがつかないもの」で失敗すれば、大きな後悔につながってしまいます。

「取り返しがつかない間取り」をしっかりと把握して、慎重に判断するようにしましょう。

とくに新築後に修正が難しく、リフォームでコストが大きくなってしまうものをリストアップします。

新築後に改善が難しいポイント
  • 窓、サッシ
    窓、サッシが高価であるのはもちろんですが、耐震構造に関わってくるので簡単に増加・移設することはできません。また最近ですと高性能な断熱材が関わるため、リフォームの難易度が高くなります。
  • 水回り(キッチン、浴室、洗面台など)
    水回りの設備の配置を特に注意しましょう。水の配管が関わりますし、水回りの設備はかなり高額だからです。
  • バルコニーや屋上
    防水加工されているものですし、外壁材やアルミサッシ(バルコニー用)に関わるので、リフォーム費用は高額になります。
  • 部屋の広さなど壁、柱の位置
    動線や各部屋の配置・大きさの失敗は、壁や柱の位置に関わってきますので、簡単な修正は難しいでしょう。「耐震構造上で必要なもの」と建築確認申請を出している壁は勝手に撤去・移設できないので、リフォーム費用が高額になります。

間取りに限らず、敷地に対する建物の配置や、地面の高さの設定など、後からやり直しがきかない部分こそ、しっかりと情報を集めて、慎重に判断していきましょう。

 

1-2.営業マンや設計士に間取りの要望を伝えるタイミングで失敗

間取りの希望・要望を、建築会社の住宅営業マンや設計士に伝えるタイミングがあると思います。

最初に伝えるタイミングは「契約前」がほとんどではないでしょうか。

契約前なので、誰もが気軽に要望を伝えると思いますが、実はその時の伝え方によっては失敗するリスクが発生します。

例えば、次の要望を伝えとします。

  • 南側に和室
  • リビング階段

それも、深く考えたわけでもなく、何となくの希望だったとする。

すると、この要望によって、間取りが固定される部分があります。

  • 南側に和室⇒ ダイニング・キッチンが東、西、北側の配置になる可能性が高い(リビングと和室が南)
  • リビング階段⇒ 階段の位置が固定されることで、2階の各部屋のバランスが固定される(1階水回りも含めて)

もちろん、この要望がしっかりと優先順位を考えたものであれば問題ありませんが、「何となく」であれば失敗するリスクは高まります。

例えば、1社で間取りを作ると、他社と比較するとき、同等の条件にするために「同じような要望」を伝えることになると思います。

そして、何となくの要望からできた間取りで契約する。

ここでぜひ覚えていて欲しいのは「間取りによって金額が大きく変わる」ということです。

つまり、契約後に間取りが大きく変わると、金額が大きくアップしてしまう可能性がある、ということ。

こんなはずではなかった、とならないように、なるべく早く家族で要望をまとめておきましょう。

 

もう1つ大事なポイントがあります。

それは「住宅営業マンと設計士はNOと言えない」ということ。

営業マンと設計士は「契約を取りたい」「嫌われたくない」という気持ちが強いので、デメリットをはっきりと伝えることはしません。

やんわり伝える人も多いですが、要望が「絶対条件」と言われたら、やはりデメリットは口にしないでしょう。

営業マンと設計士が、裏で、「あの要望だと、絶対いい間取りになるわけがないのに」と会話している姿を私は何度も見てきました。

つまり、要望を具体的に指定した伝え方は、自分たちで間取りの可能性を限定して「首を絞める」行為になってしまうことがある。

そうならないように、住宅営業マンや設計士に次のように伝えておけば、失敗する確率はぐっと下がると思いますで、ぜひ試してみて下さい。

営業マン・設計士に伝えておくべきこと
  • 私たちの要望よりも、何か良い代替え案があれば「絶対」に言って下さいね。
  • リビング階段が希望ですが「絶対」ではありません。止めた方がいい場合は教えて下さい。

なるべく営業マンや設計士が反対意見を言える環境づくりが大事です。

間取りで失敗しない為の基本的な考え方をまとめたページもありますので、ぜひご覧ください。

 

1-3.電気工事打ち合わせなど、設計士が関わらない時が危ない

続いて新築の間取りで失敗が多くなるのは、設計士が関わらない打ち合わせです。

特に「コンセント・照明器具・LAN配線」は、間取りの後悔ランキングで上位に入ってきます。

電気設備は、家族の生活動線、配置する家具によって大きく変わるので、建築会社の従業員から具体的なアドバイスができません(簡単なアドバイスができますが)。

自分たちだけで考えることになるため、必然と失敗するリスクが高くなります。

リフォームでコンセントやスイッチを増やすのは、かなりコストが大きい。断熱材に関わる外周部であればなおさらです。

ですので、設計士が関わらない電気工事計画は、慎重に進めていきましょう。

以下、具体的な電気工事計画の流れを記載しますので参考にして下さい。

電気設備で失敗しないための流れ
  1. 自宅にある家具のどれを新築に持ち込むかを検討する。
  2. 続いて、新調する予定の家具を決める。
    (なるべく量販店やインターネットなどで、具体的な家具を決める)
  3. 図面(1/50図面)に正確なサイズで家具を記入。
    (1/50スケールの定規を購入すれば記入しやすい)
  4. 図面を何枚もコピーし、家族の動線を「それぞれ別々の図面」に記入。
    (専業主婦の奥様なら家事動線、ご主人なら出勤時や帰宅時の動きなど、細かく記載)
  5. 動線に合わせてコンセントの位置、照明器具・スイッチの位置を記入。
  6. 記載した図面を元に、建築会社の担当と打ち合わせ。

この流れで進めれば、失敗するリスクが下がるはずです。

なお、照明器具に関しては、照明器具メーカーに間取り図を持ち込めば、照明プランを作ってくれたり、専門的なアドバイスがもらえるのでオススメです。

 

1-4.収納計画を疎かにしてしまったタイミングで失敗が多い

1-1章で解説した通り、収納計画で失敗してもダメージが小さいのは確かです。

とは言え、失敗する可能性が高いのも事実。当然、失敗しないに越したことはありませんよね。

収納計画での失敗の1番の原因は、次の通りです。

自宅にあるモノの量を正確に把握せずに間取りを作ってしまうこと

本来であれば、新築の間取りを考える上で、自宅の「モノ」を全てリストアップして、営業マンや設計士に伝えるのが理想です。

でも実際にそこまでやる人が少ないからこそ、失敗が多くなる。

収納計画は「めんどくさい」が最大の敵です。

なるべく時間をかけて収納計画を立てていきましょう。

新築の収納計画の立て方や収納アイデアをまとめたページもあります。

 

1-5.外観デザインのことを考えずに間取りを決めてしまう

間取りを作っていく上で、多くの方が、生活の動線を意識します。

ですが、外観のデザインのことまで考える方は割と少ない。

それは、「間取りによって外観の形は決まる」ということをイメージしていないから、だと思います。

外観の形によっては、デザインがとてもオシャレになりますし、逆にのっぺりとしたつまらないデザインにもなりえます。

間取りの打ち合わせの段階で、外観デザインのイメージをしっかりと固めておきましょう。

外観デザインで失敗しないためのポイントをまとめたページもあります。

 

では、いよいよここから具体的な新築の間取りの失敗例を挙げていきます。

2.電気工事計画の失敗例

たこ足配線

1-3章で解説していますが、電気工事計画は、購入・持ち込み予定の家具を図面に書いて計画していきましょう。

ただ、それでも失敗しやすいのが電気配線。

ここでは3点、失敗例を解説していきます。

 

2-1.コンセントの数と位置の失敗

ほとんどの場合、建築会社の本体価格(標準価格)に含まれるコンセントや配線の数は足りないと思います。

予算計画の段階で電気工事の予算は多めに確保しておきましょう。

新築会社にもよりますが、照明器具も含め30万円前後は最低でも必要でしょう。
(電気配線が本体価格に含まれず、別料金の注文住宅メーカーの場合は30万円では足りないので注意してください)

コンセントの不足や配置の失敗例は挙がるとキリがありません。

コンセント不足や位置の失敗例
  • キッチン周りの家電関係コンセント
  • リビング周辺の電気回線が少なく容量不足
  • 掃除機のコンセント
  • 庭や駐車場などの外部コンセント設置漏れ
  • PC・プリンタ用のコンセント設置漏れ

コンセント計画で失敗しないための対策をまとめたページがありますので、ぜひご参照下さい。

 

2-2.照明スイッチの位置の失敗例

続いて、照明スイッチの位置の失敗例を3つ解説します。

2-2-1.ウォークインクローゼットの照明スイッチ

ウォークインクローゼット(以下、WIC)は夫婦の寝室につながっている間取りが多いと思います。

WICの照明スイッチを外側(寝室側)に設置したことで後悔したケース。

夫婦の生活時間帯が異なる場合、もちろんベッドに入るタイミングも異なるわけですが、例えば、旦那さんが先に寝ているとき、奥さんが着替えようとWICに入ると、先に電気をつけてから中に入るので扉を開けた時に光が寝室に入ってきてしまいます。

神経質な旦那さんだと起きてしまうために後悔してしまったそうです。

2-2-2.リビングの照明スイッチの位置(LDK一体型、リビング階段無し)

リビングの、玄関から入ってくる方向のドア付近にしか照明スイッチを付けなかったことで失敗したと感じたケース。

朝や夕方はキッチンだけ暗いことがあるので、リビング照明のオンとオフのスイッチをキッチン側にも付けておくべきだった。

毎回、キッチンからスイッチの場所まで歩かないといけなくなった。

 

2-2-3.玄関ホールは人感センサーにしておけば

人感センサーが存在しているのは知っていたけど、家を建てた建築会社でオプション料金を支払えば、人感センサーに変更できることを知らなかった(誰にも提案されなかった)。

そのため、玄関ホールや玄関ポーチを、建築会社の標準でついてくる普通のLED照明にしてしまった。

人感センサーにしておけば、暗い時に大きな荷物を持って帰ってきた時など楽だったと思う。

一応、後付けで人感センサーに変更したけど、かなり面倒だったし、少し割高になる。

 

2-3.LAN配線の位置の失敗例

インターネット配線の失敗例を2つ解説します。

2-3-1.モデムの位置をクローゼットの中にしておけば

インターネット配線のことが詳しくないので、建築会社の提案通り、モジュラージャックをリビングのカウンター下に配置した(よく使う場所に取り付けるものだと思い込んでいた)。

配線やモデムを隠せるクローゼットの中に設置しておけば、実はすっきりしたことを後から知って後悔した。

2-3-2.無線が思ったより届かない(土地を新規で購入しての新築)

周りの環境のせいなのか、モデムやルーターのせいなのか、思ったよりWi-Fiが届かなかった。

仕方なくWi-Fiの中継器を購入したけど、見栄えも悪いし、速度が遅い。

料金をケチらずに、各部屋にLANのモジューラージャックを設置しておけば良かった。

 

3.収納の失敗例

収納の失敗
収納に関する失敗例を4つほどピックアップして紹介します。

 

3-1.子供の収納グッズを計算しておけば良かった

子供が産まれる前に新築した夫婦の失敗例。

夫婦のコミュニケーションを大事にしたくて、リビング・ダイニングにこだわった新築、間取りにした。

リビングの広さを重視したので、収納が少なく、子供が産まれてからはリビングが散らかるようになってしまった。

屋根裏もあるため、収納量は問題ないと思っていたけど、リビングにもしっかりと収納スペースが作れば良かったと後悔。

 

3-2.洗面・脱衣所の収納計画での失敗例

タオルやコスメ用品、日用品のストックを収納するため、洗面脱衣所に奥行の浅いクローゼットを設置してもらったので、収納量は問題なかった。

だけど、中が見えないように扉付きのクローゼットにしたことが、完全に失敗だった。

いろんなモノを1つのクローゼットに収納したので、想像以上に出し入れが多かったから、扉の開閉がとてもめんどう。

扉を付けず可動棚だけを設置してもらうか、多少コストが上がってもシステム収納を設置してもらえば良かった。

 

3-3.布団が綺麗にしまえない

和室に布団をしまいたいので、押入れを作ってもらった。

設計士の方から、横幅910mm(半畳)で十分足りると言われたのですが、実際に片付けてみると横幅が少し足りず布団が曲ってしまう。

新築後は思ったより親族や友人が宿泊することになったので、布団の出し入れが頻繁で失敗したと思う。

 

3-4.備え付けの収納棚が失敗だった

見た目が綺麗だと思い、クローゼットや屋根裏に「備え付けの収納棚」を数カ所に設置してもらった。

だけど、実際に収納するものと大きさが噛み合っていなかったり、収納棚が要らなかったと思う部屋もあった。

備え付けだから、取り外すこともできず後悔した。

 

4.リビングの失敗例

リビングイメージ

リビングの間取りの失敗例を2つ紹介します。

 

4-1.夫婦共働きだからこそリビング階段にしたけど

夫婦共働きなので子供とのコミュニケーションを大事にしたいと思いリビング階段にした。

オシャレで開放的になるので、金額は高かったけどスケルトン階段を選んだ。

だけど、真冬はリビングが想像以上に寒くなってしまう上、電気代が異常に高くなってしまった。

普通の階段にして、階段入口に引き戸をつけてもらえば良かったと後悔している。

リビング階段についてまとめたページもあります。

 

4-2.子供用の勉強カウンターを作ってもらったけど

リビングで母親と一緒に勉強すれば学力が上ると聞いたから、専用の勉強カウンターをリビングに作ってもらった。

でも子供はなぜかダイニングテーブルで勉強することが多くなり、カウンターは荷物置きになってしまった。

それに、子供が中学生のなると、勉強は自分の部屋でするようになり、カウンターは全く必要なかったと思う。

取り外すのもできないので完全に失敗した。

リビングの間取りを作る上での基本的な考え方や要望の伝え方をまとめました。

 

5.キッチンの失敗例

キッチンイメージ

キッチンの間取り失敗例を2つ紹介します。

 

5-1.ゴミ箱の位置を計算した間取りにすれば良かった

建築会社との図面打ち合わせでゴミ箱の話が一度も出なかった。

何も考えずに間取りを決定したけど、家が完成してからキッチンにゴミ箱の置き場がないことに気が付いて、失敗したと思った。

2階リビングだったので勝手口がなく、生ゴミを外に出したり、一時的に置いておく場所がないのがつらい。

サービスバルコニーを作っておけば良かったと思う。仕方がなく、キッチンから距離があるけど、南側のバルコニーに小型のポリバケツを置いて対応している。

≫チェックポイント
  • キッチンメーカーの食器棚には、3つの分別ゴミ箱を収納できるタイプも多いので、ゴミ箱の設置場所に困ったら利用してみましょう。
  • 2階リビングの住宅ならば、通常のバルコニーとは別にキッチン付近にサービスバルコニーを作るのが良いでしょう。

 

5-2.冷蔵庫の位置を奥にしてしまった

I型ペニンシュラキッチンで、キッチンの入口から見て奥に冷蔵庫を設置した間取りにした。

でも、子供が大きくなってくると自分で飲み物の出し入れするようになり、家族が使う回数が増えてくる。

特に料理中に旦那や子供がキッチンの中を通るのでお互い邪魔になってしまうし、冷蔵庫は入口側に配置すれば良かった。

キッチンメーカーの食器棚を購入したんだけど、固定されているので移動ができず、冷蔵庫の位置は変更できない。

≫チェックポイント
冷蔵庫の位置は家族の使い方にもよりますが、家族全員の使用頻度が高いのであれば入口に設置すべきだと思います。
最近はキッチン周りに生活感が出ないように、リビングやダイニングから冷蔵庫が見えないような間取りにする方が増加しており、オススメです。

その他のキッチンタイプ別の失敗例は下記ページをご参照下さい。

 

6.バルコニーの失敗例

続いてバルコニーの失敗例を2つご紹介します。

 

6-1.予算を気にしてバルコニーを狭くしてしまった

費用を抑えるためにバルコニーを小さくした。

少し小さくすれば、見積りの金額がかなり下がったから。

でも、洗濯物を干すだけにしか利用できないし、布団が2枚しか干せないから、家族が増えてからは厄介。費用を抑えるポイントを失敗したと思う。

≫チェックポイント
  • バルコニー奥行910mm(壁を除いた内寸、有効寸法は750mm前後)
    ⇒ 洗濯物を干すだけのサイズ
  • バルコニー奥行1,365mm ⇒ 椅子が置けたり、ガーデニングができるなど、ゆとりが生まれる。
  • バルコニー奥行1,820mm ⇒ 小型のテーブルと椅子を設置できるなど、用途が増える
  • バルコニーの幅は、一度に布団を干す量や外観デザインに合わせて決めましょう。

建築会社や種類によりますが、バルコニーは1坪20万~30万円ほどが相場です。

バルコニーは小さくしても生活に大きな支障がないため、予算を抑えるポイントになりやすい。

ただ、それが後悔に繋がってしまうケースもありますので、削り過ぎに注意しましょう。

 

6-2.バルコニーに水道を付けておけば良かった

バルコニーの後悔で多いのが水道の付け忘れです。

掃除が大変ですので、小型のバルコニーでも水道は付けておくべきだと思います。

2階トイレや洗面台からホースを繋いで引っ張ってきたり、バケツで水を運ぶのは大変です。

新築のときに設置するのは安く済みますが、リフォームとなると水道管を通すために大きなコストが発生します。

 

7.水回りの失敗例

水回りの失敗例を3つご紹介します。

 

7-1.2階リビングの住宅で、トイレや浴室の配置を失敗

2階リビングの住宅で、トイレやユニットバスなどの水回りも2階にある場合の失敗例。

特に経験値が浅い設計士が担当になってしまった場合に可能性があります。

2階リビングの場合、1階に寝室や子供部屋を配置することになると思います。

寝室の真上が浴室付近になると、1階にかなり水の音が聞こえてきます。子供が小さい頃は同じ部屋で生活しているため気になりませんが、小学校低学年くらいからは寝室やお風呂が別々になり、かなり水の音が気になってくるはず。

2世帯などで水回りが2階にある場合は、配置には十分注意しましょう。

間取りのバランス上どうしても寝室の近くになるようでしたら、建築会社に配管の位置を工夫してもらったり、防音材を入れてもらうようにしましょう。

2階リビングについてまとめたページもあります。

 

7-2.洗面、脱衣を分けておけば良かった

新築後に女の子が生まれた。

小学校から旦那と登校・出社時間が重なっていたけど、娘は中学校くらいからシャワーを浴びるようになり、旦那が洗面所に入れない状況になってしまった。

リビングが小さくなっても、洗面・脱衣所を分けて置くべきだったと後悔した。

≫チェックポイント
間取りバランスの関係上、どうしても分けられない場合は、洗面台を2階なりもう1台設置すれば回避できます。

 

7-3.室内物干しが足りなかった

今は花粉症の方も多く、室内物干しを設置するケースが多くなりました。

室内物干しは、天井に埋め込んである竿をロープで下すタイプ、必要時にフックを天井に引っかけて、そのフックに竿を設置するタイプなどいろいろあります。

ただ、耐荷重が小さいものが多いので注意が必要です。

1~2万円前後と安価なタイプが多いので、洗濯頻度が高い方は多めに設置しましょう。

最近のユニットバスはランドリーパイプが1本設置されていることがほとんどですが、数千円で2本に増設してもらえるメーカーもありますのでオススです。

室内物干し

出典:物干金物 キョーワナスタ エアフープ

 

8.子供部屋の失敗例

子供部屋に関する失敗例を2つご紹介します。

 

8-1.将来2つに分けられるように、新築で子供部屋を一つにした

夫婦と子供1人の家族3人で新築。

将来もう1人子供ができるか分からないので、もし産まれたら12帖の大きな子供部屋を2つに分離できるような間取りにしてもらった。

クローゼット、窓、照明器具などは2カ所ずつ設置、分離する時はリフォームで壁を作る予定。

ただ、子供が小さい頃はほとんど夫婦と一緒の部屋で生活しているので、数年はその子供部屋を使うことはないかな。

新築する時は、大きな部屋があれば便利だと思っていたけど、ほぼ使うこともなく、今はただの物置になってる。

リフォーム費用が勿体ないから、最初から2部屋にしておけば良かったと思う。

 

8-2.寝室の隣が子供部屋

2つある子供部屋のうち、1つが夫婦の寝室の隣になってるけど、それが失敗だった。

設計士の方からは、音が漏れやすいかもしれない、と注意されていたんだけど、共有スペースの関係で最終的には隣にした。

家族の生活音なのであまり気にならないと当初は思っていた。

でも、実際には想像以上に話し声が漏れるから、夫婦の会話が子供に聞こえていたことがあって、親子喧嘩になってしまった。

新築時は安易に考えていたけど、寝室を簡単な防音室にしておくとか、多少無理があっても、部屋の間にクローゼットを挟んでもらうとか、何かしらの対応をすれば良かった。

 

9.建材、建具に関しての失敗例

続いて、建材やドアなど建具に関しての失敗例を4つ紹介します。

 

9-1.無垢材のメンテナンスが大変なのは想像以上

自然な木材の風合いが好きで無垢材を選んだけど、想像以上にメンテナンスが大変で後悔している。

5年くらいは平気だったけど、それ以降、フリーロングの木材が反ってくることが多くなってきた。

ケガの元になるので定期的に削ったり交換したりしてるけど、かなり大変だった。

 

9-2.新築後ペットを飼ったが、驚くほどフローリングが汚れる

新築時にはフローリングはノンワックス素材で、汚れにも強いと聞いていた。

だから犬を飼っても平気かと思い込んでしまったけど、実際には驚くほど汚れるし、傷がつくからとても後悔してる。

≫チェックポイント
フローリング材も進化してきているので、ワックスをしなくても長持ちするようになってきていますが、犬や猫を飼う場合は対策しておかないと、頻繁にワックスがけが必要になります。

建築会社に依頼して「ペット用のフローリング材」に変更してもらうことも可能ですが、高額になるケースが多いので、新築直後にペット用のフロアコーティングをしておくのがオススメです。

ペットが滑り辛く、かつ傷付きにくいお勧めのフロアコーティング(施工エリア:全国)
ペットのためのフロアコーティング【優床】

特に新築直後であれば住宅ローンで支払うこともできる銀行が多いと思います。

 

9-3.壁補強しておけば良かった

壁や天井は基本、「石膏ボード」にクロスが貼ってあるだけです。

石膏ボードは耐久性が低いので、釘やネジを打ってもすぐに抜けてしまいます(画鋲は平気)。

ポスターやカレンダーくらいの重量なら問題はありません。

ですが、例えば天井からロールスクリーンカーテンを設置しようと思っても難しいはず(木の柱がある部分なら可能)。

他にも、シーリングファン、壁掛けテレビ、絵画など重量があるものを設置する場合、新築時に壁・天井を補強してもらう必要があります。

多少コストがアップしてしまいますが、大きな費用ではないので、いろんな可能性を考えて壁・天井の補強をしてもらいましょう。

 

9-4.ドアの開く向きを失敗(玄関含む)

ドアの中でも、特に「開き戸」で失敗するケースを聞きます。

間取りの打ち合わせの段階で、ドアが開く方向に注意しておきましょう。

  • ドアが開く方向を間違ってしまい、照明スイッチの場所が部屋から少し遠くなってしまった。
  • 戸当たり(ドアストッパー)の位置が壁際ではなく、中途半端な位置になってしまって目立つ。
  • ドアを開けると、他の部屋のドアやクローゼットの折れ戸、カーテンレールに干渉してしまうことがある。

経験が浅い設計士だと、見落とされる可能性もありますので、自分たちでもしっかりと確認しましょう。

 

10.窓、日当りに関しての失敗例

配色イメージ

窓や日当りに関しての失敗例を3つ紹介します。

窓・サッシの失敗しない考え方や失敗例をまとめたページもあります。

 

10-1.西日が強すぎて暑い

解放感を出したくてリビング西側にも大きな窓・サッシを設置してもらったけど、7~9月頃は西日が強すぎて、リビングがかなり暑くなってしまった。

全館空調が安くてオススメの建築会社だったから採用したんだけど、やっぱりリビングは暑い。

全部屋が同じ温度帯になるって話だったのに。

結局ずっと遮光カーテンしているので、あまり窓を大きくした意味がなかった。

全館空調についてまとめたページもあります。

 

10-2. 2階のホールが暗い

2階のホール(廊下、共有スペース)が間取りの中央だったので窓を設置できなかった。

電気を付ければ問題ないと思っていたけど、本当にここまで真っ暗になるとは想像していなかった。

せめてホールとつながっている南側の部屋から採光できるように「室内窓」を設置するか、間取りを工夫すればすれば良かったと後悔している。

 

10-3.透明なガラスにしておけば良かった

一部の窓で、悩んだ挙句、曇りガラスにした。

分譲地なんだけど、新築のときは隣の家の窓の位置が分からなかったから、目線が重なったら嫌だと思い曇りガラスにした。

だけど、隣の家が完成したら全く問題ない位置だったから、透明なガラスにしておけば良かったと後悔してる。

景色が良かった位置だったので。

≫チェックポイント
透明か、曇りガラスか、で悩んだときは「透明」にしておくのがオススメです。失敗したと感じたら、後からガラスフィルムを貼れば曇りガラスになるので。

 

11.外構(エクステリア)計画での失敗例

外構の植栽イメージ

続いて外構・エクステリア計画での失敗例を2つご紹介します。

外構は間取りとは関係ないと思われるかもしれませんが、実は間取りの打ち合わせのタイミングで外構計画を進めておく必要があります。

建物の配置や電気配線など、外構計画と密接にかかわってくるからです。

外構計画に関しての失敗例をまとめたページもありますので、合わせてご参照下さい。

 

11-1.外構を考える前に建物の高さを決めてしまったので水はけが悪い土地になった

建物の高さの基準値をGL(ジーエル)と言いますが、建築確認申請を提出すると、後からGLは変更ができなくなります。

GLを確定後に外構業者と打ち合わせを進めても、建物の高さの設定によっては外構で水はけの悪さをカバーできなくなる場合があります。

建物の高さを決める前には外構業者からアドバイスをもらいながら進めるのが良いでしょう。

※詳しくは「新築の外構で失敗したくないなら速攻で読むべき6つの原因と対策」で解説しています。

 

11-2.外構を考える前に配置を確定してしまったので、駐車場や庭のスペースが不十分になった

GLと同様に、土地に対する建物の配置を決めて建築確認申請を提出すると、後から変更ができなくなります。

その為、間取りや建物の配置の打ち合わせと並行して外構計画を進めておかないと、思ったより駐車場や庭のスペースが取れなくなってしまう場合があるので注意しましょう。

 

12.太陽光発電を導入したことでの失敗例

新築の太陽光パネルイメージ

太陽光発電システムを導入したことでの失敗例も紹介しておきます。

外構計画と同様に間取りと関係ないと思われる部分もありますが、太陽光パネルを設置するかどうかで間取りが変わってきます。

ですので、間取りを検討する段階で太陽光パネルを設置すべきかは決めておきましょう。

まだ太陽光パネル設置を悩んでいる方は下記ページをご参照下さい。

 

12-1.太陽光パネルを大量に設置してもらうため、屋根裏スペースが小さくなって後悔

太陽光パネルを設置するかどうかは屋根の形状や勾配などに関わってきます。

太陽光パネルを優先したことで、屋根裏や屋上のスペースが小さくなってしまうことも間取りによってはあります。

間取りを決める時は太陽光発電量を優先したけど、生活を始めてみたら屋根裏や屋上スペースが小さくて後悔する事例もありますので注意しましょう。

特にパネルの量と間取りのバランスは設計士と相談しながら考えましょう。

太陽光発電の失敗例は下記ページにまとめていますのでご参照下さい。

 

13.間取りにおけるその他の失敗例

最後に、カテゴリに入らない間取り全体に関わる失敗例を2つ紹介します。

 

13-1.自動お掃除ロボットを配慮した間取りにしなかった

最近だと、「ルンバファースト」という言葉が登場してきました。

自動お掃除ロボットを配慮した間取りにする、という意味です。

新築の段階ではお掃除ロボットを持っていなくても、将来的には高性能化、低価格化が進むので、購入する可能性が高いですよね。

今の家はバリアフリー化が進んでいるので、段差はほとんどありませんが、例えばロボットの充電位置、ロボットがなるべく全部屋に行けるような間取り、家具の配置にしておくことと良いかもしれません。

 

13-2.風水の良し悪しを考えた間取りにしておけば良かった

新築の時はまったく考えていなかったけど、もともと占いとかが好きで、いつか風水についてのテレビ番組やYouTubeを見たりするかもしれません。

その時に自宅の間取りが風水としては「最悪だった」、ってなったらすごく嫌だと感じる人もいるかもしれないですよね。

人によっては、間取りを決める時に、最初から風水の基礎知識くらいはあった方がいいかもしれません。

風水の基礎的な内容をまとめたページもあります。

 

14.まとめ

新築の間取り失敗例は挙げると切りがありません。

ただ、冒頭にも記載しましたが、後から修正が不可能な大きな間取りのミスを優先して避けるべきです。

そのためには、建築会社と入念な打ち合わせ、入念なチェックが必要です。

特に、失敗しやすいポイントは繰り返し読んで頂き、納得できる間取りに近づけていきましょう。

 

最後までご愛読頂きまして誠に有難うございました。