【後悔しないキッチン選び】タイプ別に失敗ポイントをまとめました

キッチンイメージ




新築でキッチンを選ぶとき、どんなタイプのキッチンにすれば後悔しないのか、特に女性は悩むことが多いと思います。
今回はそんなキッチンの悩みを解決し、自分に合ったキッチンが選べるような情報をお届けしていきます。

本記事の内容はこちらです。

本記事の内容
  • フラット、アイランド、L型など、キッチンのタイプが分かる
  • キッチンのタイプ別に後悔、失敗しやすいポイントが分かる

なお、キッチンに限らず、間取りに関して失敗しない為のポイントをまとめた記事はこちらです。

では早速解説していきましょう。

1.キッチンのタイプや種類

キッチンにも色々タイプがあって、ゴチャゴチャになっている方も結構いらっしゃると思います。
オープンキッチンとか、アイランドキッチンとか、横文字が多いので尚更ですよね。

ですので、簡単にリストにします。

 1-1.開放感で区分け

キッチン周辺の解放感で区分けしたリストです。

■「フルフラットキッチン(オープンキッチン)」
フルフラットキッチンは、その名前の通りフラットに作られたキッチンで、キッチン前方に一切の壁が無いキッチンです。
ダイニングとひとつながりの空間に設置されたキッチンで、解放感は最も高いです。

オープンキッチンはフルフラットよりも広義の意味になりますが、キッチンとダイニングの間に遮るものが無くオープンになっているキッチンです。
フルフラットとほぼ同じ意味として捉えても問題ありません。

■「セミオープンキッチン」
キッチンの一部が壁などで遮られているキッチンタイプです。
IHやガスコンロの前にだけ天井までの壁があるタイプが多いです。
また、「腰壁」と言って、キッチンの前方にキッチンよりもやや高い位置まである腰くらいの高さの壁がある場合があります。

セミオープンキッチン画像

選択されるキッチンとしては最も多いタイプで、現在の新築では一般的なキッチンと言えます。

■「クローズドキッチン(独立型キッチン)」
クローズドキッチンは壁に囲まれ、ダイニングやリビングとは独立しているキッチンです。独立型キッチンとも言います。
昔の住宅や古いアパートなどはこの独立型キッチンがほとんで、以前までは一般的でしたが、現在選択する人は少ないです。

また、オープン、セミオープンは基本、ダイニングやリビングと対面の関係にあるので「対面キッチン」と呼ばれます。
逆に独立型キッチンは「非対面キッチン」と呼ばれます(口に出して非対面キッチンと言う人はいないですが・・・。)。

 1-2.配置で区分け

続いて、キッチンの間取り上の配置方法で区分けしたタイプをリストにします。

■「アイランドキッチン」
キッチンの周辺、どの面も壁から離れて独立しているキッチンです。
ですので、キッチン周辺を回遊できる間取りになっています。

アイランドキッチン当然、キッチンの前にも一切壁が無いので、アイランドキッチンは必然とフルフラットキッチンになります。

■「ペニンシュラキッチン(半島)」
ペニンシュラキッチンは、キッチン本体の左右どちらかが壁に面しているキッチンです。左右1面以外の3面は基本開放されているキッチンです。
上記セミオープンキッチンの画像はペニンシュラキッチンとなります。

ペニンシュラキッチンはフルフラットにも出来ますし、セミオープンにも出来ます。

 1-3.形で区分け

キッチンの形で区分けしたリストを記載します。

■I型キッチン(アイ型)
横1列のキッチンです。
以前から、ほとんどのキッチンはI型と言えます。

■L型キッチン(エル型)
キッチンがL字型になっているタイプです。
キッチンの長手にはシンクや作業スペースがあり、短手にはIHやガスコンロがあるのが一般的なL字キッチンです。

■Ⅱ型キッチン(に型)
I型が2列平行のキッチンで、二の字型キッチンとも言います。
片方にはシンクや作業スペース、もう片方にはIHやガスコンロがあるタイプが多いです。

基本、片方のキッチンはアイランドキッチンになる形がほとんどになります。

 1-4.キッチンタイプは間違えやすいので注意しよう

よく、オープンとアイランドキッチンを同じような意味合いで使ってしまう方も多いのですが、上記のような区分けが正しい使い方です。
特に設計士などに間取りの希望を言うときに間違えて伝えてしまうと、大きな時間のロスに繋がります。

キッチンのタイプが異なるだけで、全体の間取りが大きく変わってくることがあるからです。

例えばですが、以下のような正確な言い方が良いでしょう。
・セミオープンのI型でペニンシュラキッチンを希望します。
・Ⅱ型キッチンで、片方はアイランド型、片方はペニンシュラ型を希望します。
・I型キッチン、セミオープンで腰壁とカウンターを設置するタイプを希望します。

こんな使い方をすればまず間違いはありません。

 

では、以下、タイプ別の失敗や後悔しやすいポイントを一つずつ解説していきます。

2.フルフラットキッチン(オープンキッチン)の失敗ポイント

フルフラットキッチンは解放感が抜群で狭いLDKの場合には非常に有効です。
それに、遮る壁が全くないので、料理中でもお子さんなど家族とのコミュンケーションを取りやすくなる上、小さな子供を見やすいというメリットもあります。

ですが、もちろんデメリットや失敗するポイントもありますので解説していきます。

■金額が高くなる
実は、フルフラットキッチンにすると、初期投資がかなり掛かります。
建築会社によりますが、基本20~50万円ほど金額が上昇してしまいます。
専用のフラットキッチンが高額な上、レンジフード(換気扇)も専用のものにしないといけないからです。

■木造住宅の場合、耐震性が下がるので他の部分に壁が必要になる場合がある
キッチンのIHやガスコンロの前の天井までの壁は、耐震に必要な壁(耐力壁)としてカウントできます。
ですが、フルフラットの場合は壁が作れないので、間取りによってはキッチン周辺の他の場所に壁が必要になるケースがあります。
鉄骨の場合は木造住宅よりも空間が広く取れるので大丈夫と思います。

⇒ 木造と鉄骨住宅の違いを知りたい方はこちらもご参照下さい。

■臭いや汚れが広がり易い
セミオープンや独立型と比較して、臭いが広がり易いと言われていますが、近年は住宅内の換気性能や、キッチンの換気扇性能も上がっているので、あまり気にならないと思います。
汚れに関しても、前方に壁が無くてもIHの場合はすぐに拭き取れますし、ストレスにはなりにくいと思います。

ただし、ガスコンロの場合ですと、IHに比べるとかなり汚れやすいので、フルフラット・アイランドキッチンの場合は止めた方が良いでしょう。
(よほどガスがお好きな方は別です)

■利便性が下がる
フルフラットの場合ですと、前面に腰壁が無いので、次のような利便性が下がります。

  • 料理の配膳時に使うカウンターがない(設置できない)
  • コンセントが作れないので、背面のコンセントを使うしかない
  • スポンジやたわしなどを置くスペースが無い

■キッチン内がリビングやダイニングから見えやすくなる
これはストレスに感じるかは人それぞれだと思いますが、腰壁が無いことでシンク内が丸見えになります。
いつも整理整頓、清潔にしておく必要性が高まりますが、これは人それぞれの考え方によると思います。

3.独立型キッチン(クローズドキッチン)の後悔したポイント

独立型、クローズドキッチン

続いて独立型のキッチンの後悔しやすいポイントです。

フルフラットキッチンとメリット・デメリットが完全に逆転します。
ですので、料理に集中出来たり、リビングやダイニングから見えにくく汚れが気にならないなどのメリットがあります。

後悔しやすいポイントとしては、解放感が無くなったり、料理中に孤立感などがあります。
しかし、利便性は非常に高くなると思います。

4.アイランドキッチン(二の字型キッチン含む)の失敗ポイント

続いて、アイランドキッチン、二の字型キッチンの失敗しやすいポイントを解説していきます。

アイランドキッチンや二の字型キッチンは、基本フルフラットキッチンになりますので、フルフラットキッチンのメリットがあり、開放性は抜群に高くなります。
また、キッチンを回遊できるので、お子様と一緒に料理したり、二世帯で料理するなど、複数人で料理するには最適です。
何より、アイランドキッチンに憧れる方は多く、オシャレなイメージが最大のメリットではないでしょうか。

では、下記デメリットを解説します。
(フルフラットのデメリットと同じ部分は割愛します)

■間取り上、スペースが必要になる
キッチンの周辺を壁から離さなくてはいけないので、スペースがかなり必要になります。
キッチン周りを壁から約1m弱ほど離しますが、一般の方から見れば大したことが無いと思われるかもしれません。
ですが、設計士の方から見ると、この1m弱の距離で結構難易度が上がり、間取り上の制約も出てきます。

広い家、または2階LDKには向いていると思います。

■利便性が下がる
二の字型キッチンも含め、収納場所がキッチンから遠くなるケースが多くなり、不便になるときがあります。
また、当然勝手口も遠くなることがあり、これもデメリットと言えます。

■子供が怪我をしやすい
キッチン周辺、特に四隅で小さな子供が頭を打ちやすくなります。
また、周回できることで子供が走り回り、ますます怪我をしやすくなります。
子供が小さいうちは、クッション材などでカバーしておきましょう。

5.ペニンシュラキッチンの後悔したポイント

近年ではキッチンの中で最も選択肢が多く、ポピュラーになってきたペニンシュラキッチン。
フルフラットと独立型の間のキッチンと言っても良いと思います。

利便性を落とさずに、解放感を残したキッチンですので、後悔ポイントは比較的少ないと言えます。

■解放感が足りなかった
注文住宅の場合、建物が完成してみないと広さを実感できないわけですが、その時に解放感が足りなかったかな、と後悔してしまう場合もあります。
なるべくキッチンショールームやモデルハウスを周り、解放感を確認しておきましょう。

■将来子供や旦那が料理するようになった
新築時はペニンシュラキッチンで問題無いと思っていたのに、先々、子供やご主人が料理をするようになってアイランドキッチンにしておけば良かったという後悔もたまにあるそうです。

6.L型キッチンの失敗ポイント

動線上、料理中にあまり歩かなくても良くなるというメリットがあるL型キッチンですが、やはり失敗するポイントはいくつかあります。

■間取り上のスペースが広く必要
これは、アイランドキッチンと同じデメリットになりますが、間取り上、広さが必要になります。
また、勝手口がキッチンから離れてしまうのもデメリットの一つと言えます。

■デッドスペースが出来る
L字部分の、長手と短手が重なる部分にデッドスペースができます。
作業スペースとしても難しいその場所は、棚などを置いて収納スペースにすることが多くなりますが、意外に使い勝手が悪いスペースになります。

7.キッチンを選ぶ際のお客様の分類

キッチンを選ぶ上で、人それぞれ趣味嗜好は大きく異なります。
どれが適切なキッチンかを選ぶのは非常に難しい部分です。

そこで、キッチンを選ぶ際のお客様を少し分類してみました。

  • 料理本格派タイプ
  • キッチンに興味がそこまで無いタイプ(料理はほとんどしない予定)
  • 現実派タイプ
  • あこがれ派タイプ

大体の方がこの4パターンに当てはまると思います。
もちろん、1つに当てはまるとは限らず、2つ当てはまる場合もあるはずです。

そして重要なポイントは、
「お客様がどのタイプであっても建築会社の営業マンや設計士はお客様の要望を叶えようとする」
ということです。

大げさですが、あなたが絶対に「アイランドキッチンが良い!」と言ったら、営業マンは住宅を売るためにあなたが喜んでくれる間取りにしようとするわけですから、異を唱えるわけがありません

つまりあなた自身で後悔しないキッチンを選択するか、
もしくは
営業マンに自身の生活スタイルを事細かに話して、「どのキッチンが合うと思いますか?」と質問するのが良いと思います。

大事なことは「第三者の意見を聞いてみる」ということです。

 

8.キッチン選びで最も後悔する可能性のあるパターン

前章で記載した4つのパターンの中で

・あこがれ派

の方は最も後悔する可能性が高いのは必然です。

例えば、フルフラットキッチンは開放感があり、リビングやダイニングとのコミュニケーションはし易く、あこがれるキッチンです。
反面、いつも周りから見られるので清潔にしておかなくてはいけません。

また、アイランドキッチンもどの場所からもキッチンにアクセスでき、お子様など複数人で料理し易いキッチンです。
開放感もありオシャレですが、デメリットとして工事費用が膨らんだりします。

あこがれて無いつもりでも、どこかの展示場で見たキッチンが頭から離れなくてなってしまうこともやっぱりあります。

住宅を購入することは人生で一番大きな買い物になります。
憧れや周りの方に自慢したい気持ちも絶対にあると思います。

ですが、新築計画で最も重要なことは、家族全員の生活が豊かになることだと思います。
やはり冷静に、それぞれにメリット・デメリットを確認し、色んなキッチンを見て回ってから判断するのが正解なはずです。

キッチンと密接に関係のあるリビングに関しても失敗しない為の記事があります。
⇒ リビングの間取りを作る上での基本的な考え方や要望の伝え方をまとめましたのでぜひ参考にして下さい。

 

最後までご愛読頂きまして有難うございました。



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