【太陽光発電で後悔?】新築で失敗する原因7選

新築の太陽光パネル




「新築で太陽光発電を設置して後悔してしまう」、そんな事例があります。

太陽光パネルは初期費用が大きいので、新築時は導入しようか悩む方も多いと思います。
太陽光パネルの製造メーカーは、容量などにもよりますが、
約7年~11年で投資回収ができる、
と言っています。

つまり、太陽光パネルを設置後、7~11年以降の発電分は全て利益になるということです。

そんな経済的にお得になると言われている太陽光発電ですが、
なぜ後悔してしまうのでしょうか?

そんな太陽光発電が後悔に繋がってしまう原因やデメリットを7つに分けて解説していきます。

1.間取りが制限される

太陽光発電を設置する上で大きなデメリットが、間取りに制限が発生してしまうことです。

太陽光パネルを設置しようとすると、特に屋根の形状と方位がある程度固まってきます。
特に発電量を大きくするためパネルを多数搭載するとなおさらです。

太陽光パネルを載せる屋根形状
出典:太陽光発電浜松サポートセンター

新築で一般的に多い屋根は
「切妻(きりづま)」「片流れ」「寄棟(よせむね)」です。

イラストを見て頂くと分かると思いますが、3つの屋根で一番多く太陽光パネルを搭載できるのは【片流れ屋根】です。
そして、太陽光パネルは南向きがセオリーですので、
【屋根が流れる方向】が限定されます。

屋根の向きや方向が限定されると、どんな弊害が発生するか、例を挙げます。

屋根の向きや方向が限定されることでの弊害例
  • そもそも屋根の形が制限されて、外観やコスト設定の自由度が無くなる(屋根形状によって初期費用やメンテナンス費用が変わってきます)
  • 屋根裏部屋や屋上の位置が限定される、またはスペースが確保できなくなる
  • 2階勾配天井の位置が限定される、またはスペースが確保出来ない

もちろん間取りの制限は太陽光パネルの搭載量とのバランスですので、それぞれどちらを優先させるか、というポイントになってきます。
ただ、やはり大なり小なり制限が発生してしまうのは仕方がありません。

 1-1.間取りの制限が後悔に繋がるポイント

間取りの制限が後悔につながるのは、
太陽光パネルの設置業者とハウスメーカー・工務店に繋がりが無い場合に起きることが多くなります。
ご自身で太陽光発電の業者を探した場合です。

要するに、間取りが完全に確定してしまった後、太陽光発電業者と打ち合わせすると、
イメージしていた発電量が確保できないなどの後悔に繋がります。

必ず建築会社との間取りの打ち合わせから、希望の太陽光発電量を伝えましょう。

2.発電量が不安定

新築の太陽光パネルイメージ
太陽光発電のデメリットの一つに発電量が不安定ということも挙げられます。
天候や日照量に大きく左右されてしまいます。

特に太陽光発電の業者が算出したシミュレーション通りにはいかないケースがあります。
例えば、南側(南東、南西含む)に3階建ての住宅やアパートが出来てしまった場合です。

法律で日照権はある程度保護されているとはいえ、朝や夕方または冬と、太陽が低い時間・時期には遮られるケースもあります。
この場合はどうしても年間の発電量は落ちてきてしまいます。

非常に難しいことだと思いますが、太陽光発電を導入するかどうかは、近隣の状況を十分に加味して検討しましょう
その際は信頼できる建築会社や太陽光発電業者の営業マンなりに相談も良いでしょう。

⇒ 省エネ住宅を目指すなら、太陽光発電と一緒に高断熱・高気密のZEH住宅も検討すると良いでしょう。

 2-1.土地から探す場合は、太陽光発電を最初から加味しよう

太陽光発電を検討している場合、土地探しは将来的な日照量を加味して探しましょう。

特に土地探し中はまだ太陽光パネルを設置するかを決めていない方が多く、
太陽光発電のことは加味せず土地探しをしてしまうのは危険です。

単純な日当りだけではなく、土地の形も重要となってきます。
例えば南側に対して縦長の土地であれば、南側の間口があまり取れないので、日照量が確保しにくくなります。
もちろん、道路の向きも意識しましょう。
駐車場の位置によっては建物の南側の間口が取れなくなってしまう場合もありますので。

近隣の状況も購入前にはしっかり確認しておきましょう。
特に最悪の事態を想定して、南側に高い建物が建ってしまった場合や、その確率なども不動産業者に相談しましょう。
(第一種・第二種低層地域であれば周囲に高い建物が建つことは無いので多少安心です)

3.電力使用量を見える化しないと意味がない?

太陽光発電には【HMES(ヘムス)】とシステムがあります。
※HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略です。

電気の使用量をリアルタイムにモニターで確認できるように見える化する仕組みです。
住宅のどの場所でどれだけ使用されているかや、太陽光発電量・売電量なども分かります。

HMESモニター画面
出典:PanasonicスマートHEMS : 動画で見る/画面を体験する

非常に便利ですし、節電意識にもつながります。

ですが、やはり初期投資が必要です。
パネルのメーカーや設置業者によって金額が異なりますが、15~25万円前後は必要になります。

費用を少しでも抑えたいと、このHEMSを導入しない方もいらっしゃいますが、
実はこの経済効果はなかなか侮れません。

夫婦はもちろんですが、導入したお施主様の話を聞くと子供の節電意識が強くなることが大きなメリット・経済効果になるそうです。
小学校高学年くらいから高校生くらいまで自分の部屋にこもり気味になり、年中エアコンをつけているということがご自身でも経験があるかもしれません。
ですが、そこに節約意識が働くと電気代も大きく変わってくるのではないでしょうか。

4.メンテナンス費用を把握していなかった

太陽光パネルには必ずメンテナンス費用が発生します。
この費用を把握せずに導入を決めてしまう方がいらっしゃいますが、これも後悔に繋がってしまいます。

ハウスメーカーや工務店の住宅営業マンは太陽光パネルのメンテナンス費用のことが詳しくない場合も多いので、
ここは太陽光発電業者にしっかり確認を取りましょう。

 4-1.メンテナンス費用の目安

メンテナンス費用の目安は以下の形で覚えて下さい。

太陽光発電メンテナンス費用の目安
約3,600円 × 搭載する太陽光発電のkW数 × 年
4.1kWの例: 3,600円 × 4.1 = 14,760円(年間のメンテナンス費用)

上記4.1kWうぃ20年間で計算すると、約30万円の計算となります。

 4-2.どんなメンテナンスをするの?

太陽光パネルのメンテナンス費用を大きく分類すると、以下の2つになります。

  • 定期点検の費用
  • パワーコンディショナーの交換費用

■定期点検の費用
定期点検は、平均すると4年に1回前後となります。
点検1回の費用はおおよそ2万円前後が相場と言われています。

点検内容は、
目視で異常が無いかを確認したり(破損や断線など)、
電圧や抵抗値に問題がないか計測をしたりします。

■パワーコンディショナーの交換費用
通称パワコンは太陽光のエネルギーを一般に使用できる電気に変換する機械です。

そのパワコンの平均寿命は約15年と言われています。
また、その交換費用は20万円前後となります。

⇒ 太陽光パネルだけでなく、住宅全体のメンテナンスに関しては下記ページをご参照下さい。


5.故障リスクをイメージしてなかった

太陽光パネル素材イメージ太陽光発電業者の方は、いかに故障リスクが低いか、また保証が充実しているかを解説してくれます。
確かに保証期間中は故障しても負担は無いでしょう。

天災の場合でも、火災保険に加入していれば太陽光の修理費も負担してもらえます。

問題は、保証が切れてからです。

2012年の国立研究開発法人 産業技術総合研究所 太陽光発電研究センターの発表では
パネルの平均故障率は【2.5%】だったそうです。
メーカー別にみますと、0.3~6%の範囲になります。

2018年現在は技術も上がり故障率は下がってきていると思いますが、やはりリスクはあります。

また、上記パネルよりも、パワコンの方が故障リスクが高いと言われています。
メーカーにもよりますが、パワコンの保証期間の方がパネルより短く、5~10年が一般的です。

特にパワコンは予め壊れるものと思って修理費を貯蓄しておくのが理想だと思います。

また、太陽光パネル自体の寿命や耐用年数も加味しておかないと、後悔に繋がってしまうはずです。
太陽光パネルの寿命や耐用年数に関しては下記ページをご参照下さい。

6.相見積もりしなかった

太陽光発電の設置業者を選ぶ場合は、必ず複数社から相見積もりを取りましょう。
その理由は次の通りです。

■各業者の見積りが妥当な金額か比較できる
1社で決めてしまうと、どうしても金額の妥当性が不明確になります。
数社の見積りを比較すれば、見積りの各項目の金額差に疑問が出てきて質問もできるようになり、より信頼できる業者が見つかりやすくなります。
また、値下げ交渉にも有効になりますので相見積もりは必須です。

■提示されている発電シミュレーションの数字が妥当か比較できる
複数社に見積りを依頼していけば、メーカー別に屋根への搭載量が異なっていたり(メーカーによって1枚のパネルサイズが異なる)、発電のシミュレーションの値が異なっているなど、様々な提案が受けられます。
決定した間取りに最適なメーカーや搭載量も見えてくると思います。

■アフターフォローや保証期間など比較検討できる
太陽光発電の業者によってアフターフォローや保証期間は変わってきます。
見積り金額だけで判断するのではなく、サービスや保証も含めたトータルで検討することができます。

 6-1.建築会社が太陽光発電業者を指定している場合

選んだ建築会社(特に大手ハウスメーカー)で太陽光パネルの業者が指定されている場合があります。
建築会社と提携している太陽光パネルのメーカーや施工業者しか選択できないので、それが当たり前のまま太陽光パネルを設置するケースがあります。
これではとりあえず設置したようで、後悔する確率が上ってしまいます。

建築会社が提携している太陽光パネルのメーカーは、
故障確率が高くないか、
年々発電量が下る速度が速くないか、
などは調べておく必要があります。

どうしても提携している業者が気に入らない場合は、新築後に太陽光パネルを設置することは可能ですので、ご自身で太陽光設置業者を探しても良いでしょう。

7.太陽光の業者次第で損得が変わる

相見積もりと繋がる項目ではありますが、
選択した太陽光発電の業者によって、後悔に繋がってしまうケースがあります。

■投資対効果が水増しされていて、想定以上に利益が出ない
太陽光発電の業者には一定数、悪徳とされる業者がまだいるようです。
工事費用が高額だったり、シミュレーションの値が水増しされていれば、実際には損をしてしまいます。

■適当な工事をされる
上記のような悪徳業者、それに安売り業者でも人件費を過剰に節約するなどでずさんな工事も事例として発生しています。
配線がむき出しに見えるように設置されてしまうように見栄えの問題だけでなく、
最悪雨漏りだって可能性としてはあります。

また、問題が発覚したときにはその会社は倒産していた(逃げていた)、という事例も現実として起こっています。

 7-1.後悔しない太陽光発電の業者を探す為には

相見積もりも含め、良い業者を探す為には、やはり第三者のチェックを入れることがベストです。
特に「太陽光見積り一括サービス」を利用するのがマストだと思います。

新築の場合、建築会社選びから多数の打ち合わせ、住宅ローンなどの各種手続き、土地探しなど、非常に多忙になると思います。
太陽光のことまで調べられないのが現実だと思います。
だからこそ、手軽に利用できる「太陽光見積り一括サービス」が良いでしょう。

私の個人的なお勧めは以下のサイトです。

お勧め太陽光見積り一括サービス

2017年度のリフォーム産業新聞の調査で依頼件数No.1(3年連続)
太陽光見積りサイトNo.1【ソーラーパートナーズ】

■お勧め理由
ソーラーパートナーズでは、審査通過率9.8%の厳しい審査を通過した上で、お客様評価が高い優良業者しか紹介していません

太陽光業者は、『販売会社』が『施工会社』に工事を外注する形が一般的ですが、
ソーラーパートナーズには、販売・施工・アフターまで一貫して行える『施工会社』しか加盟できません。

販売・施工・アフターをすべて一貫して行える『施工会社』は、施工やアフターのノウハウが販売に反映されやすく、説明が丁寧で責任感が高く安心です。
また、外注施工の場合にかかる中間マージンがないため、低価格で太陽光発電を購入できます

上記一括見積りサービスを利用すれば、太陽光発電の後悔を無くせるのは間違いないと思います。
ぜひ利用して、良い業者に巡り合って下さいませ。

⇒ 太陽光パネルを設置するのか、悩んでいる方はこちらのページもご参照下さい。

⇒なお、2020年にZEH住宅や太陽光パネル搭載が義務化されたという噂もありますが、厳密には2020年以降「省エネ基準」というものをクリアしなくてはいけないルールができました。
詳しくは下記ページをご参照下さい。

最後までご愛読いただき誠に有難うございました。







Recommend ―こちらの記事も人気です―



新築の太陽光パネル