「建築会社をたくさん回ってるんだけど、迷い過ぎて、どこの会社にすべきか決められない!」
「そもそも、自分たちに合ったハウスメーカーや工務店って何を基準に選べばいいの?」
そんな悩みや疑問にお答えします。
今回はハウスメーカーや工務店など建築会社の決め手や決め方を解説します。
建築会社を【決められない】という方は必見です。
本記事は特に次のような方にオススメです。
- 建築会社、最終2~3社でどうしても1社に絞れない
- そもそも自分たちに適切なハウスメーカーや工務店が分からない
- 色んな営業マンが言うことが信じられなくて何を基準に選んでいいのか分からない
ハウスメーカーや工務店選びは、新築計画においては最も重要なポイントと言えます。
ですので、簡単な決断できる人はまずいないでしょう。
何千万円の金額と、将来の家族の生活がかかっていますので、誰も後悔・失敗したくないはずです。
だからこそ決断は慎重になりますし、非常に難しいとも言えます。
とはいえ、新築マイホームは生活が豊かになる可能性もありますし、経済的なメリットも高く、
結局、最終的には建築会社を選び、決断するしかありません。
本記事は建築会社の決め手やコツを提供し、少しでも後悔・失敗が無い選択ができるように解説していきます。
大きく分けて、2つのポイントを解説していきます。
- 建築会社を決める上で重要な要素なんだけど、逆に振り回されるポイント
- 本当の建築会社の選び方のコツ
目次
1.建築会社を決める重要な要素、逆に振り回されるポイント
一般的に言われる建築会社を決める重要なポイントはおおよそ5種類に分類されます。
- 顧客満足度
- 住宅営業マン
- 間取り(契約後の打ち合わせ含む)
- 耐震性能、保証、アフターなど安心感
- 技術、性能
ただ、この5項目はほとんどの人が重要だと思ってますし、これが分かっていても逆に建築会社を決められない人がほとんどでは無いでしょうか。
しかし実は、決められなくなってしまうのは、この5項目が原因だったりします。
この重要な5項目は、当然各ハウスメーカーや工務店、そもそも住宅営業マンも皆分かっています。
分かっているからこそ、自社がこの5項目が素晴らしいことを一生懸命に説明します。
ライバルよりも自社がどれだけ優れているか、さらに言えば、ライバルがいかにダメか(悪口)も説明する営業マンがたくさんいます。
つまり、この5項目の情報、特に偽りの情報までもが出回ってしまうことで、より混乱してしまいます。
住宅営業マンから見れば、いかにお客様にこの5項目の情報を良く魅せるかがポイントですし、逆に良く魅せられる営業マンが家をたくさん売っているとも言えます。
(トップセラーはまた別の考え方で営業している人が多いです)
まずはこの重要な5項目をそれぞれどう考えていけば良いのか、また、どうすれば偽りの情報に振り回されないかを解説していきます。
1-1.顧客満足度
住宅業界には顧客満足度のランキングが存在します。
調査会社が独自アンケートで調査した結果がランキング形式で決められるものです。
また、例えば女性満足度NO1と告知してある住宅展示場が存在します。
しかし、そもそも満足度というのは、人それぞれ全く異なるものです。
特に住宅に関して言えば、人それぞれ年齢、価値観、生活スタイル、地域環境が異なっており、あまりにも趣味嗜好がバラバラなので比較が難しいのも事実です。
逆に言えば、アンケートの取り方や表現によっては、いかようにもランキングを変えることができます。
まず告知やランキングに振り回されない意識が必要です。
■どんなことに満足したいのか、優先順位を立てよう
価格、住宅性能、営業マン、保証やアフターサービス、間取り、設備、デザインなどなど、全ての項目で高い水準で満足できるハウスメーカーや工務店は存在しません。
ですが、2~3項目なら高い水準で満足でき、その他の項目も妥協できる水準の建築会社は存在するはずです。
特に新築計画は夫婦(家族)で相談しながら決めていくものです。
感覚的に何となくこの建築会社が良いと思っても、夫婦(家族)で価値観が異なっては決められるものも決められません。
必ず優先順位を言葉で表現し、夫婦(家族)で話し合っておく必要があります。
優先順位を家族で決めておけば、そもそも顧客満足度、という曖昧な情報には振り回されなくなるでしょう。
ちなみに、家族で優先順位を立てておくメリットがもう一つあります。
それは住宅営業マンに優先順位を説明できるようになることです。
営業マンに説明しておけば、自分たちに適切な提案をしてくれる可能性が高くなります。
1-2.住宅営業マン
ハウスメーカーや工務店の最後的な決め手は「人」、つまり「住宅営業マン」と言われることがあります。
理由としては契約前から引渡し、また引渡し後も全て営業マンが関わることがほとんどだからです。
例えば契約後の段取りは営業マンが行うことがほとんどですので、やや適当な営業マンであれば、打ち合わせがスムーズで無くなってしまったり、細かい説明やフォローがいい加減になってしまうからです。
それだけでなく、間取りそのものやコーディネート、設備選び、住宅ローンの段取りや予算組みの相談などなど、営業マンは新築計画の非常に重要な部分に関ってきます。
ですので、住宅営業マンが「決め手」というのは決して間違いではありません。
ただし、以下のケースも発生する場合があります。
ハウスメーカーや工務店はとても気に入っているけど、住宅営業マンとソリが合わない、というケースです。
これは住宅業界全体の不思議な常識、ルールであり、問題とも言えます。
住宅営業は基本交代制が多く、例えば美容院やマッサージ店のように、担当を選ぶことはできません。
厳密に言うと営業マンの上司に相談するなりで担当を変えることは出来ますが、非常に言いにくいですよね。
また、交代をお願いすると、建築会社で大ごとになることが多く、後で自宅まで謝罪に来るようにことだってありますので、なおさら交代をお願いしにくいです。
fa-arrow-circle-rightこの問題の対処法は下記ページをご参照下さい。
ただ、そんな運任せな住宅営業マンとの出会いを最後の決め手として建築会社を選ぶのは、実は非常に危険です。
私の経験談で申し訳ないのですが、私が勤務していた建築会社で契約してくれたお客様も、確かに担当が良かったと言って下さることも多々ありました(営業マンとして非常にありがたいことです)。
ですが、私の営業経験の中で、1組のお客様で最大の後悔があります。
当初、営業マンである私と、建築会社をとても気に入って下ったお客様でした。
お客様の選んだ基準はほぼ直観や感覚だったと思います。
出会って3回目、1ヶ月もしない間に契約になりました。
ただ、私もお客様の直観に任せてしまい、どんな優先順位なのか、きちんとした確認をしませんでした。
契約後、打ち合わせをする度に、そのお客様の優先順位や本当の要望が見えてくると、
私が働く建築会社と全く合わないことが分かってきました。
とても簡単に言えば、住宅性能をウリにしていたハウスメーカーだったのに、
お客様の最大の要望は設備やデザインだったんです。
このお客様との間取りやカラーコーディネートの打ち合わせは半年以上掛かりました。
通常では対応しないような基準外のことも行い、何とかお客様の要望の半分は応えたと思いますが、
70点以上の満足では決して無かったはずです。
住宅営業マンはとても重要です。
ですが、運に左右される営業マンとの出会いを最後の「決め手」にしてはいけません。
大事なことは、信頼できそうな営業マンだったとしても、100%信頼せず、本当に自分たちに適切な建築会社なのかを見極める必要があります。
それには自分たちの理想の住宅の優先順位を決めることと、契約前も契約後も、住宅に関しての知識を深めていくことが重要です。
fa-arrow-circle-right住宅営業マンの良し悪しを見極めたい方は下記ページをぜひご参照ください。
1-3.間取り(契約後の打ち合わせ含む)
間取りも非常に重要な要素です。
不便な生活動線になってしまえば、毎日貴重な時間が奪われるのはもちろん、大きなストレスになることがあります。
だからこそ、契約後に優秀・ベテランの設計士と打ち合わせができるかは、間取りの良し悪しを大きく左右します。
また、YESマンの住宅営業と設計士だったがために、契約前の間取りの提案が良かったのに、契約後の打ち合わせでどんどん間取りが悪くなる事例を私は何度も見たことがあります。
そう私が割と仲の良かった住宅営業マンに聞いたことがありました。
「そうなんですよ、私もひどいと思います」
「お客様はこの間取りで納得してるんですか?」
「納得どころか、すごく気に入ってますよ」
何故この間取りが気に入っているか、この後色々聞きました。
まとめるとそのお客様はどうしても叶えたい要望が多数あったそうです。
その要望を盛り込むとこんな間取りになってしまうとのこと。
その要望は契約後にお客様がインターネットや雑誌で調べているうちにどうしても外せない要望になってしまったそうです。
このケースはまず、住宅営業マンや設計士がデメリットをしっかりと、またはっきりと説明したり、代替案を用意してあげるべきです。
また、同時にお客様にも問題があります。
デメリットは逆にお客様からも質問したり、まずもって住宅営業マンや設計士の意見に耳を傾けていくことも重要です。
fa-arrow-circle-right間取りの失敗例や対策のポイントはぜひこちらをご参照下さい。
ハウスメーカー2社で迷っているなら、少しでも間取りに詳しい、または提案が良い営業マンや設計士のいる建築会社を選ぶべきです。
ただし、営業マンや設計士が良い提案ができるように(力を存分に発揮してもらえるように)、間取りの優先順位を立ててしっかりと説明、また、営業マンや設計士が意見を言いやすい環境を作る努力は最大限行うべきだと思います。
また、ある程度複数社の設計士から間取りやプランの提案をもらい、間取りはもちろん、説明の仕方や提案の多さも比較検討すると良いでしょう。
ここで、複数のハウスメーカーや工務店から間取り(プラン)や見積りを一括で提案してもらえる無料のサービスがありますのでご紹介します。
【タウンライフ家づくりのプラン・見積り一括サービス】というサービスです。
間取りの要望を伝えればプランを複数のハウスメーカーや工務店が無料で提案してくれるサービスですし、様々なアイデアやアドバイスが複数社からもらえます。
また、複数社の「資金計画書」を比較できるので、建物価格だけでなく工事費や諸経費も比較できてオススメです。
建築会社側も相見積りされていることが分かるので、より良いプランを提案しようとしたり、少しでも値引きした見積りを出してもらえる可能性も高くなります。
それにタウンライフ家づくりのプラン・見積り一括サービスをご紹介するのは、他にも多数のメリットがあるからです。
- 全て完全に無料
- ネットで3分入力するだけで完了。住宅展示場を回る手間が大きく省ける
- 色々な設計士のプランを参照し、間取りのメリット・デメリットを比較できる
- 各建築会社の資金計画書を参照し、工事費や諸経費なども比較できる
- 登録されている注文住宅会社は厳選な審査をクリアしているから安心できる(優良企業600社以上が登録)
- GMOリサーチの注文住宅部門アンケートで「満足度」「使いやすさ」など3部門でNO1
- 土地探しや提案も手伝ってもらえる
- 住宅ローンなど様々な家づくりの情報が集めやすい
紹介する以上心配なのでネットで口コミを調べてみましたが、いきなりたくさんの電話が掛かってくることや、しつこい営業されるなどの心配もありません。
情報収集は早いに越したことはありませんので、ぜひ利用してみて下さい。
1-4.技術、性能
続いて、技術や性能は建築会社を選ぶ決め手になるのか、という部分を解説していきます。
比較的、建築会社や住宅営業マンがアピールする技術や性能をピックアップします。
- 断熱、気密(隙間がない)性能
- 耐震、制振性能
- メンテナンスフリー性能(長持ち)
- 工法の優位性(2×6工法、プレハブ工法など)
- 工事技術の高さ
アピールポイントは上記5点に分類できると思います。
それぞれハウスメーカーや工務店は得意な部分を数字化、グラフ化してアピールします。
また、住宅営業マンも得意な部分をいかに上手に説明するかを練習します。
もちろん、ライバル会社の不得意そうなところの攻撃方法も覚えます。
ですが、ほとんどの場合、数字やグラフは各建築会社が都合よく変換してアピールしているにすぎません。
(得意な部分であることは間違いありません)
例えば、外壁材や屋根材がメンテナンスフリーと大々的にアピールしている会社があるとします。
いかにその会社がメンテナンス費用を抑えられるかを数字化、グラフ化されます。
ですが、実際にメンテンナンス費用は外壁材や屋根材に限らず、水回りの設備やその他の部材で大きく発生します。
お客様によってはその会社の情報を思い込んでしまい、いつの間にか判断基準が外壁材や屋根材がいかに優れているかで判断してしまうケースがあります。
これは後で後悔や失敗に繋がる大きな例になります。
その他、断熱・気密性能が業界で1位と3位で悩んでいるお客様がいらっしゃいました。
(断熱、気密性能は数字化できます)
ですが、実際は1位と3位で数字化している方法が異なっていたことがありました。
3位の会社:2階建て+屋根裏部屋も含めた断熱・気密性能を数字化
つまり、実際に全く同じ条件ではないので、本当の断熱・気密性能の差は誰にも分らないんです。
さらに言えば、1位も3位も、体感的な差が分かるわけではありませんし、光熱費の金額も大きな差は無いでしょう。
建築会社の得意分野を把握することはとても重要ですが、数字やグラフを基準に最終判断をするのは意味がありませんので絶対にやめましょう。
1-5.耐震性能、保証、アフターなど安心感
続いて、耐震性能・保証期間・アフターフォローが充実しているか、を「決め手」にするのか、というポイントを解説します。
結論から言うと、この部分に関しては全く建築会社選びの決め手にはなりません。
■耐震性能
耐震性能に関しては確かに重要です。
ですが、【建築基準法で定められた「耐震等級3級(最高等級)」が取得できるため安心です】というような、あまりにもあやふやな情報が出回っています。
そもそも、耐震等級1級以上にしないと、家を建ててはいけないという法律があります。
さらに、間取り上、「壁」(壁量)を増やせばどんな建築会社であれば最高等級の3級は取得できます。
また、どんな建築会社に「耐震は大丈夫ですか?」と聞いたところで、まず100%「大丈夫です」と答えます。
日本の歴史で過去の地震の震度(マグニチュード)で最高等級3等級は倒壊していません(ダメージは受けるでしょうが)。
あの熊本地震でも同様です。
fa-arrow-circle-right耐震に関しては詳しくはぜひ下記ページをご参照下さい。
地震で揺れないように制振装置を入れたい、という方も、現状はほとんどの建築会社で導入が可能です。
つまり、耐震に関してはどの建築会社も大丈夫ですので気にする必要は無いでしょう。
(耐震偽造問題も最近は規制が厳しいので、以前よりは安心だと思います)
■保証やアフター
保証やアフターに関しても重要な要素ではありますが、これを基準に建築会社を選ぶのは非常に難しいと言えます。
fa-arrow-circle-right保証に関しては先に下記ページをご参照下さい。
読んで頂ければお分かりになると思いますが、一概に、構造躯体(基礎、柱、屋根、土台など)の保証期間が30年、40年と長ければ良いということは言えません。
また、アフターフォローの良し悪しを契約前から判断するのは至難の技だと思います。
どんな住宅営業マンが信頼できそうでも、ほとんどの建築会社でアフターは別の部署が行います。
営業マンは口ではフォローします、とは言いますが、ただの窓口になるだけで実際のアフターフォローではありません。
(本人はフォローする気持ちに偽りは無いですが)
私自身も建築会社に入社して1年経ったくらいに、やっとアフターフォローの対応状況が見えてきたくらいですから。
保証やアフターに関して出回る情報には一切振り回されないようにしましょう。
2.ハウスメーカーや工務店の決め手となる正しいポイント
いよいよ本題のハウスメーカーや工務店の決め手、選び方のポイントを解説していきます。
かなり前置きが多くなってしまいましたので、ここまで読んで下さった方は逆に迷ってしまった方も多いと思います。
ですが、逆にさらに迷ってしまったのであれば、ひょっとしたら判断できる材料が揃っていない可能性もあります。
その場合は、下記、建築会社の決め手や選び方のポイントをご確認いただいた上で、再度情報収集してみましょう。
なお、建築会社を判断するためのポイントは3つあります。
- スケジュール、段取りを見直す
- 会社の考え方・方向性を営業マンから見抜く
- 建築会社の工事現場を見て決める
では1つずつ解説していきます。
2-1.スケジュール、段取りを見直す
現状、ハウスメーカーや工務店を決められなくて悩んでいる方で、以下の2パターンに当てはまる方は決断を待って下さい。
- 2~3社まで建築会社を絞っている状況。これ以上、建築会社の人にもわがままを言えないし、決めれば値引き額も大きくなるし、周囲に決断を迫られているパターン。
- 本当にその建築会社で良いのか、大なり小なり不安が複数あって決断できない場合
この2パターンに当てはまる場合は、無理に決断しないようにしましょう。
何かしらの理由で決断を迫られて場合があり、かつ判断材料が揃っていないことが多いです。
それは、ご本人よりも、その不安を解消する段取りを組んでいない営業マンが悪いと言えます。
ですので、少し時間をもらえるようにお願いしましょう。
仮にその土地で良いのかを迷っているかも同様です。
土地の場合、売れてしまったらしょうがないと思って下さい。
(絶対に欲しい土地ならおそらく迷っていないと思いますし)
今一度、建築会社を判断するためのスケジュールや段取りを見直しましょう。
fa-arrow-circle-right契約前の流れやスケジュールの確認はぜひ下記ページをご参照下さい。
予算の見直しや優先順位の組立て、それに必要とあれば他のハウスメーカーや工務店にも行ってみましょう。
(とても疲労しているかもしれませんが、その場合は少し休憩時間を取りましょう。疲労感が溜まっている状態で判断すると、後でとても大きな後悔に繋がります)
場合によってはこちらのサービスを使うのが良いでしょう。
厳選された建築会社の間取り・プランを無料一括提案
2-2.会社の考え方・方向性を営業マンから見抜く
ハウスメーカーや工務店の決め手は
【会社の考え方と方向性】が【自分たちの優先順位と合っているかどうか】、
が結論です。
この会社の考え方や方向性は、インターネットでどれだけ調べても分かりません。
住宅営業マンの説明から見抜くしかありません。
見抜くためのポイントは次のようなことを確認するべきです。
- ターゲットにしている世帯年収や客層
- ライバル会社と差別化している部分
- 建築会社の本当のデメリット
とある会社を2つ例に挙げます。
- ターゲットの年収や客層 ⇒ 年収550~650万円、30代後半で3~4名家族
- 差別化ポイント ⇒ 健康、快適さをウリに、価格の割に断熱・気密性能が高い。
- 本当のデメリット ⇒ 選べる設備が少ない。同じ設備を大量発注するのでトータルコストを抑えている。
- ターゲットの年収や客層 ⇒ 年収450~550万円、20代後半~30代前半で3~4名家族
- 差別化ポイント ⇒ デザイン性をウリに、価格の割に設備の高級感や能力が高い。
- 本当のデメリット ⇒ 基礎の土台や構造は比較的安価なものを採用しているため、耐震性は問題ないが、リフォームに不利。また断熱・気密性能はやや劣る
この3点を確認し、言葉にまとめることができれば、おおよそその建築会社の考え方や方向性が見えると思います。
建築会社はそれぞれ差別化を図り、ターゲットを少しずつ変えています。
極端ですが、例えば利益をある程度しっかり取っているハウスメーカーは、開発に力が入れられるので、最新設備が導入し易いですし、倒産リスクも少なくなります。
どんな場合においてもメリットとデメリットがありますし、言葉で説明できるはずです。
もしも、悩んでいる建築会社があったら、まずはこの3点のポイントをまとめましょう。
まとめても自分たちの優先順位と合っていない場合は、大変ですが、再度他の建築会社を回りましょう。
fa-arrow-circle-rightなお、ハウスメーカーと工務店の違いを知りたい方は下記ページをご参照下さい。
2-3.建築会社の工事現場を見て決める
ハウスメーカーや工務店がなかなか決められない方の中に、「情報に振り回される」という人が多いことを前述しました。
振り回される原因として、「実際に足を使って情報を集めていない」ことが考えられます。
特に「工事現場」を見ていない可能性があります。
工事現場には各建築会社の住宅に対する想いや考え方、姿勢が詰まっています。
もしも気に入った会社が2~3社に絞れているなら、各会社の工事現場をそれぞれ3~4カ所見学するべきです。
見学の際は、以下3つのポイントを確認すると良いでしょう。
- 工事環境は万全か
- 品質を保つ努力があるか
- 職人のマナーが悪くないか
詳しくは下記ページにまとめていますので、迷っているからはぜひ確認してください。
3.まとめ
ハウスメーカーや工務店選びで迷った時の決め手になるポイントはお分かりになりましたか?
選ぶ上での様々なポイントを解説してきましたが、何よりご家族がどんな住宅を実現したいか、という原点を明確にすることです。
理想を全て叶えたい、という願望を捨て、何を優先し大事にするか、が大事だと思います。
fa-arrow-circle-rightハウスメーカー・工務店選びで失敗しないための3つの原因と対策をまとめたページをご覧ください。
最後までお読み頂き有難うございました。