
「外構で人工芝を入れようか迷っているんだけど、費用の相場とか、天然芝と比較してメリットやデメリットが知りたい」
「最新のおすすめの人工芝や、敷いたときに注意点があったら教えてほしい」
そんな疑問にお答えします。
外構の計画を考える時、「芝生」は低価格だし、機能性は高いし、緑が加わって鮮やかなデザインになりますよね。
だから検討する人も多いはず。
でも天然の芝だと手入れも大変だし、人工芝にしようかな……ただ天然芝は高いしな、なんか安っぽい雰囲気になりそうかも、と悩んでしまいますよね。
ただ、最近の人工芝はどんどん進化しています。
今回はそんな「人工芝」にスポットを当てて解説していきます。
本記事の内容はこちら。
- 天然芝・人工芝を比較したメリット・デメリット
- 現在、人工芝は低価格・高性能になってきている
- 人工芝を長持ちさせるためのポイント
では解説していきます。
目次
1.外構における芝生の3つのメリットをおさらい
1章では、まず外構で芝生を設置するメリットを3点、おさらいしていきましょう。
1-1.低価格で外構の費用を抑えられる
まず外構において、植栽スペースをたくさん設ければ設けるほど、料金や安くなります。
それは外構の素材(コンクリート・タイルなど)の中で最も安いからです。
fa-caret-square-o-right外構費用を安く抑える方法は下記ページにまとめています。
特に天然芝の場合は業者に施工を依頼しても、DIYで自分で植えても格安です。
人工芝を外構業者で施工してもらうと天然芝に比べてコストアップしますが、それでもコンクリートやタイルよりは安く済みます。
1-2.遊び場として活用しつつ、子供や年配の方への安全性が高い
芝生は外構の中でもかなり機能性が高いと言えます。
庭に芝生を敷けば、バーベキュー場やドッグラン、ゴルフ場になるなど、子供から大人まで様々な遊び場として活用できます。
子供や年配の方が転んでも安全性が高いのも特徴の1つ。
さらに言えば、砂埃を抑えてくれたり、夏の暑さを和らげてくれる効果まであるほど機能性が高いんです。
1-3.芝生は外構デザインをアップさせられる
芝生は安価、かつ機能性が高い。ただそれだけでなく、デザイン性まで高めてくれる代物です。
「庭」だけでなく「玄関アプローチ」・「駐車場」でコンクリートやタイルと芝生を上手に組み合わせれば、安くなるのにおしゃれになる。
外構で使わない手はありませんね。
fa-caret-square-o-right外構をおしゃれにする方法をまとめたページもあります。
2.天然芝・人工芝の良し悪しを比較してみる
2章では、天然芝・人工芝で迷っている方のために、メリット・デメリットをそれぞれ開設していきます。
2-1.天然芝のメリット・デメリット
まず、天然芝から解説していきます。
天然芝のメリットとデメリットをそれぞれ一覧にしました。
- 何と言っても「コストが低い」
- 季節によって外構全体の雰囲気が変わる
- 天然だから感じる「自然な雰囲気」「艶」「肌ざわり」がある
- しっかりと手間暇かけたら、かなり長持ちする
- 最大のデメリットが「お手入れが大変」
- 冬に枯れてしまう
- 雑草除去や肥料などの維持費がかかる
- 植え替えが簡単で費用負担が少ない
- 日当りや土の状況によって、育ち方にムラがある
天然芝の特徴をまとめると「導入費や安いけど、維持の手間が大きい」と言えます。
ガーデニング好きで手間暇が苦痛でないなら、外構に天然芝を入れるのはとってもオススメです。
2-2.人工芝のメリット・デメリット
続いて、人工芝のメリットとデメリットをそれぞれ一覧にしました。
- 最大のメリットと言えるのが「維持が楽」
- 年中、鮮やかな緑のままで、デザイン・機能性に変化がない
- 自分で施工しても、ムラがない
- 入替以外に費用負担がない
- 最大のデメリットが「導入コストが高い」
- 寿命が天然芝より短く10年前後で費用が発生する
- 特に安い人工芝ではビニール感があって安っぽい外構デザインになる
人工芝の特徴をまとめると、天然芝と真逆になり「導入費は高いけど、維持の手間がない」と言えます。
ただ、最近の人工芝は低価格で、かつ高性能化してきていますので、次章で詳しく解説します。
3.人工芝は低価格化・高性能化している
人工芝は「料金が高い」「安っぽい」「すぐに変色して長持ちしない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
何年も前は実際にそうだったので、仕方がないかもしれません。
しかし、現在の人工芝は以前に比べてかなり「進化」してきました。
単純な技術力が上がってきたのもありますが、Amazonなどのネット販売が加速化してきたことで競争が激化してきたことが要因だと思います。
- 低価格になってきた
- 耐久性が上がってきた
- より天然芝に近いリアルになってきた
左はあるホームセンターで販売していた人工芝の中で最も安価なものです。
昔の人工芝はまさにこういう芝で、確かに緑が鮮やかなのですが、天然芝と異なり緑一色で不自然、ビニールっぽい仕上がりになっています。
右の画像はリアルな人工芝を作っているメーカーから取り寄せたもので、茶色の枯れ葉が混じっているのが分かると思います(枯れ葉パイル)。
最近の人工芝はホームセンターで販売しているものでも、枯れ葉パイルが組み込まれていてリアルな作りになっています。
そして右の画像の人工芝は特殊な技術で組み込まれているので、1本1本の生え方が無造作で安っぽさがありません。
これはAmazonなどネットで販売されている人工芝も同様に高品質になっていて、かつ低価格になっているため、私個人としては天然芝よりも人工芝の方が断然おすすめです。
4.外構で人工芝を敷くときの費用相場(天然芝を含む)
4章では、次のように分けて、費用の相場を解説していきます。
- 人工芝を外構業者に依頼した場合
- 工芝をDIY(自分)でやった場合
- 天然芝の費用
fa-caret-square-o-right外構全体の費用の相場は下記ページにまとめています。
では1つずつ解説していきます。
4-1.外構業者に依頼した場合
人工芝を外構業者に依頼した場合、作業としては人工芝の施工に加え「下地作り」「防草シート」の費用がかかります。
合計すると、人工芝の施工費用の相場としてはおおよそ「4,000円~6,000円/㎡」ほど。
タタミ20帖(10坪・約33㎡)ほどの施工だと130,000円~200,000円になるでしょう。
天然芝などがもともと植えてある場所で、人工芝への交換の場合は「撤去費2,000~3,000円/㎡」が追加で発生します。
4-2.人工芝をDIY(自分)でやった場合
人工芝を自分で施工した場合の費用を解説します。
下地作りは「転圧ローラー」というものを購入して地面にプレスをかけるとキレイに仕上がるので、費用を加えます。
- 人工芝ロール購入「1,500円~2,500円/㎡」
- 防草シート購入「200~400円/㎡」
- 転圧ローラー購入「20,000~30,000円」
タタミ20帖(10坪・約33㎡)ほどの施工だと76,000円~125,000円になるでしょう。
外構業者に依頼した場合と比較すると35%~50%ほど安くなる計算ですね。
面積が広い場合は施工も簡単ですので、DIYがオススメです(外構業者には整地だけお願いしておきましょう)。
4-3.補足:天然芝の費用
4章の最後に天然芝の費用も記載しておきますね。
天然芝を外構業者に依頼した場合は下地作業や防草シートが不要となり、おおよそ「3,000円~4,000円/㎡」ほど。
タタミ20帖(10坪・約33㎡)ほどの施工だと99,000円~132,000円になるでしょう。
人工芝と比較すると30%くらい安いと思います。
DIYの場合は、おおよそ「1,500~2,000円/㎡」ほど。
タタミ20帖(10坪・約33㎡)ほどの施工だと49,000円~66,000円になるでしょう。
5.おすすめの人工芝
5章では、DIYで人工芝を敷くときにぴったりのおすすす人工芝を紹介します。
「コスパがいい低価格な人工芝」、「口コミ高評価・高品質な人工芝」と、ランキング形式で2つずつの紹介です。
ただ、次のような基準で選抜していますのでご注意くださいね。
- 枯れ葉(パイル)が混ざっている天然芝に近いリアルな人工芝のみを選抜
- サイズのバリエーションがある販売先
- 一定以上の質や保証が担保されている人工芝
5-1.価格でのおすすめランキング
まず、価格を優先した人工芝ランキング。
人工芝を自分でやる場合は防草シートや転圧ローラーも一緒に購入すると良いと思います。

料金:896円~1,280円/㎡(サイズによって変動)
配送料:無料
カラー:春色・夏色
それでいて口コミ評価が高くしっかりとした品質なのがすごい。
低価格で選ぶなら間違いなくこの人工芝。

料金:950円~1,200円/㎡(サイズによって変動)
カラー:春色・夏色
芝の密度も高い上にUVカット加工で色褪せしにくい特徴もしっかりとある。
口コミは1位と同等クラスなので、まず失敗があり得ない人工芝。
5-2.高評価・高品質ランキング
続いて、高評価で、かつ高品質を優先した人工芝ランキング。

料金:1,520円~3,700円/㎡(芝丈・サイズによって変動)
芝丈:20・30・40mm
カラー:春色・春秋色・秋冬色・ライト
芝タイプ:しっかりタイプ・やわらかタイプ
芝丈、カラー、芝タイプとバリエーションが豊富なのも嬉しい。
とにかく天然芝に近づけたリアルなおしゃれガーデンを目指すなら選ぶべき人工芝。

料金:950円~1,200円/㎡(サイズによって変動)
カラー:春色・夏色
個人的には非常におすすめな人工芝。
6.人工芝を長持ちさせるためのポイント
本章では、人工芝をなるべく長持ちするための、施工前・施工後の注意点を一覧にします。
まずは施工前のポイントです。
- デコボコしないようにゴミや石は丁寧に取り除く
- 転圧ローラーなどでしっかりと下地を作る
- 水はけが悪い場所は対処するか、できない場合はそこには敷かないようにする
- 雑草を取り、防草シートを敷いておく
続いて、施工後の注意点です。
- なるべく車の通り道にしたり、重量のあるモノを置かないようにする
- 葉が寝そべらないように、定期的にブラシやホウキで掃除する
また、何より人工芝や防草シートも長持ちするものを選んでおくのが重要だと思います。
最近は長持ちするものでも安くなってきているので、ぜひいろいろ探してみて下さい。
7.まとめ
最近の人工芝が進化してきたことで、外構でおすすめな理由がお分かりになりましたか?
もちろん、天然芝もたくさんのメリットがあって素晴らしいものですが、手間を考えるとやっぱり進化してきた人工芝は断然おすすめです。
特にDIYも簡単ですので、ぜひ外構に取り入れていきましょう。
最後までご愛読頂きましてありがとうございます。